九龍網 2019 7 6

「日本の台湾」
 埼玉県の坂戸市の住宅と畑が広がる大地に、
突然、「台湾」が出現します。
 正確には、台湾式の神社だと思います。
この神社の名称は、「聖天宮」(せいてんきゅう)です。
 日本の神社と違って、
装飾は、絢爛豪華であり、
日本人にわかりやすく書けば、
日光の東照宮をさらに豪華にしたような印象です。
 ただし、東照宮と違うのは、
聖天宮を絢爛豪華に見せているのは、
見事な龍の彫刻であり、その数は、5,000です。
 私が驚いたのは、見上げるような柱状の岩石に、
彫刻があるのですが、3層になっているように見えます。
 また、本殿の前には、
9頭の龍があり、これも大きな岩石から、
龍を掘り出したように見えます。
彫刻技術に関しては、東照宮を上回っているでしょう。
 このような彫刻に関しては、世界遺産レベルですが、
この神社が建立されたのは、今から数十年前です。
 「信教の自由」は、人類共通の理念ですが、
信仰の形となると、日本の神社と大きく違うと感じました。
 聖天宮は、「道教」の神社です。
「三清道祖」(さんせいどうそ)が、
人間界の運勢を司る道教最高の三神です。
 さて、日本人は、神社へ行くと、
「おみくじ」を引きますが、
この神社の「おみくじ」は変わっていて、
「陰」と「陽」と書かれた二つの木片を床に落として、
「陰」と「陰」や「陽」と「陽」が出たならば、やり直しです。
 私は、棒状の札を引くと「50」とあり、
「陰」と「陽」を床に落とすと、
1回目で「陰」と「陽」になりました。
 私は、「九龍網」の力を借りて、
全世界を見通す「目」を持ちたいと思いました。

龍の国 2019 5 1
「龍が現れた」
 数年前、そういう話を聞きましたが、
あまりにも遠かったので、忘れていたのです。
 しかし、「最高の桜」が見たいと思った時に、
龍が現れたことを思い出したのです。
 私は、大混雑する花見が苦手ですが、
それでも、静寂な雰囲気の中で、
じっくりと桜を見たいと思っていました。
それには、「山桜」がよいと思いました。
 険しい山道をバスが登っていく。
眼下には、山水画のように山桜が点在する。
 平地では、芝桜が咲き、春の春が描かれているが、
ここは、早春の山と谷と桜であふれている。
 バスは、山頂の鳥居の近くまで登り、
空気が薄くなっているのを感じられる。
 狼が出迎える。
通常、神社は、狛犬ですが、
この神社は、犬ではなく、狼が守っているという。
 拝殿の石畳に浮かび上がる龍。
絵でよく見かける龍と違って、
この龍は、赤く大きな目と、非常に細長く伸びた嘴となっています。
 神社の人の話では、
何もなかった石畳に突然、龍が浮かび上がったという。
 赤い目と長い嘴。
今まで見たことがない龍ですが、
どこかで見たような記憶があります。
 龍は、想像上の「化身」とされますので、
さすがに「龍の図鑑」はありませんが、
遠い記憶で、どこかで見かけたという思いがありました。
 三峰神社(埼玉県)では、不思議な現象がよく起こる。
神社の人が、そう言っていました。
 確かに、鳥居をくぐったあたりから、
空気のシャワーのようなものを感じて、
急速に清められた感じがしました。
 さて、明治政府が発行した「1円銀貨」には、
見事な龍の図があります。
 外国では、このような大型銀貨には、
国王の肖像画が描かれますが、
明治天皇の肖像画を描くのは「畏れ多い」として、
龍の図が描かれたという説があります。


















































































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